市民講座(成田教室:第6回)を実施しました

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12月11日成田会場、最終回(6回)の開催を致しました。

12月に入ると忙しかったり、寒く体調を崩していたりして参加者が若干少めでした。
しかし、相変わらづ熱心に講座を受講していて、頭の下がる思いです。
私は、前日に佐倉市で婚活の講師を行いましたので、その内容を振り返った形で1時間ほど話させて頂きました。

特に、男女間の考え方、感じ方など色々とあります。
例えば:
女性①「気持ち・感情・心境・楽しい会話」
男性①「事実・現象・事柄・結論会話」、
女性②「感情的、情緒的、主観的、共感的、共鳴的、同感的、勝負なし的」
男性②「論理的、表面的、客観的、冷静的、勝負的」
など、数多くの相違点があります。

女性は「感情・気持ちを伝えるもの(心のコミュニケーション)」、男性は「出来事・考えを伝えるもの(思考的なコミュニケーション)」と考えている方が多い様です。
ご家庭のご主人(男性)は自分の意見や出来事を話しているので、「我が家はコミュニケーションがきちんと取れている」と思っているのに、奥様からすると「私達はコミュニケーション不足なの」と感じてしまうなど、すれ違いが多くあります。
逆に、奥様が「心のコミュニケーション」をしようとすると、ご主人から「お前は何が言いたいんだ?」と、詰問されて、すくんでしまうことにもなるわけです。
つまり、男性の多くは家庭でも職場でも、この「思考的なコミュニケーション」をしていても、イマイチ「繋がってる」という感じがしないんですね。

よく話をする間柄でも、仕事場では「仲間」になりにくかったりします。
日頃、「何かと寂しかったり」、「虚しかったり」、「友達は居るんだけど本当に信頼できる人って誰だろう?」
と感じてしまうことがあったとすると、その多くは、「心のコミュニケーション」が不足していると見てもいいかもしれません。
自立して、大人になればなるほど、この「思考的なコミュニケーション」が増えて行きます。
そうすると、男女間、夫婦間のトラブルが発生することが自然とブツブツ泡のように出てきます。それであれば、どうするのか?となりますね。

ご主人が、何処にいても「心のコミュニケーション」の比率を多くすることが重要なポイントだと思います。
今まで述べた、私の述べた考え方を保留して受講者の皆さんに話し合って頂きました。皆さんが考える良い機会になったと思っています。
その後、本題に入ってロールプレーを主体に、2名1組で技法を小分けして徹底的に練習を繰り返しました。
その成果として、新たな疑問が湧きあがったり、新たな気づきがあったりして非常に内容の濃い勉強会になったと感じました。
ロールプレーの内容は、
1、「感情+簡単受容」のみ使用
2、「繰り返し+簡単受容」のみ使用
3、「質問+簡単受容」のみ使用
4、「質問+繰り返し」のみ使用
5、「感情+簡単受容」のみ使用
6、「要約+非言語」のみ使用
7、「要約+全ての技法」を使用

総合学習を終了して、
①、全体での振り返り
②、1月から新規に入る「交流分析(TA)」の簡単に紹介
③、受講時間証明書を交付 して17時に終了致しました。

皆さん、疲れのあとの爽やかさを感じて終わった様子のように感じました。1月からの継続受講者も6名あり嬉しい思いです。

小谷野博之

2016年12月11日